すごく偉そうだけどECサービスを立ち上げたい、立ち上げたという20代の方からちょくちょく相談をもらうようになりました。
10年くらいECの世界にいるから多少は詳しいつもりです。
・楽天市場に出店すべきなのか?
・配送業者はそれぞれどう違うのか?
・在庫と受発注どちらが効率良いのか?
等々。僕にとっても勉強になる質問をたくさんいただきます。また質問をしてくれる若手というのは須らく優秀です。
ただ、EC事業というよりもサービスとして考えている傾向が強いです。
もちろんECもサービスなのですが、僕の定義としては、
"楽天市場、メルカリはサービスで、ZOZOTOWN、AmazonはECです。"
両方ざっくりECと捉えがちですが全然違います。僕に相談に来てくれる若手はEC事業をやっているのにメルカリの頭で考えている人が多いです。
なので、僕が『CVR(購入転換率)をあげるために決済方法を増やした方が良い』とアドバイスしたり、『スマホのファーストビューがうんぬんかんぬん』と話すとすごくよく理解して実行してくれます。
一方で、『創業当初はクレーム対応を受けるために電話問い合わせを付けた方が良い』とか、『ギフトラッピングの包装紙は数種類用意した方が良い』というアドバイスは中々実行してくれません。もちろん僕のアドバイスが全て正しいわけではないです。
ただ、ECサービスというのはとてつもなくめんどくさいということをもっと理解した方が良いと思っています。
最近では電話問い合わせを受け付けないサイトが増えています。ZOZOTOWNなんかもそうです。ただ、ZOZOはその分問い合わせの作りこみが完璧ですしクレーム対策も非常にうまいです。
そうではないような駆け出しのECサイトはページを見ただけではわからないことだらけのはずです。であれば電話窓口を付けてお客さんがどういう点に疑問を持っているのか理解するべきだと思います。
テレビショッピングがあれだけ売れるのは電話注文を受け付けてくれるからです。
にも拘らず賢い若手はそのような作業を嫌がります。いくつか理由はあると思うのですが、単純に問い合わせを受け付けるのが嫌なだけだと思います。
全然こっちが悪くないのに暴言を吐かれることもたくさんあります。よほど大きくなるまではそれも全て吸収していくべきだと思っています。
若手起業家のサイトで購入したのに気が付かれなくて、配送も正直微妙だったので愚痴を書いてしまいました(笑)
では。