田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

会社を2015年に作りました。会社や個人をPRするというよりはアウトプットの場にしたいです。

後払い決済について。CASHは性善説と言ってもしっかり悪人リスクを考えているけどNP後払いのネットプロテクションズやGMOはどこまで考えているのか知りたい。

一時期ZOZOのツケ払いが話題になりましたが、ECにおける後払いは非常に需要が大きそうです。

 

弊社はネットプロテクションズという会社の後払い決済を導入しています。

 

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ネットプロテクションズのサイトに記載してあるメリットはこんな感じ。

加盟店側のメリットはこんなことよりも単純に購入者側にメリットがたくさんあるので注文が増える。しかも未回収リスクが無い。これに尽きます。

 

ZOZOの件で、未成年のユーザーが大量に買ってうんぬんかんぬんということがありましたが弊社で購入してくれるお客さんにヒアリングをしたところ『カード情報の入力が面倒だったから』というお声が一番多かったです(情報漏洩も危惧したはずです)。

例えばAmazonであれば元々カード情報を登録してあるのでワンボタンで購入できますが、弊社やその他多くのECサイトにカード情報を登録している人は少ないですし、知らない会社に登録するのに抵抗がある人は多いはず。

これをカバーするのが後払いなので、後払いを導入すると売上は増えます。弊社では売上の25%程が後払い決済になっています。もちろん後払いがなかったらカードや代引きで注文したという人もたくさんいると思いますが、後払い決済を導入すれば売上は間違いなく増えます。

実際にZOZOTOWNの売上は後払い導入後増えまくっています。当店もそうだったし。

 

僕として非常にありがたいサービスですが、懸念点がひとつあります。それは与信審査がザルすぎることです。

ここは推測なのですが、少なくともネットプロテクションズの与信審査は

・今までに未払いがないかどうか

・ユーザーの現時点での後払い金額が総額〇〇円に達していないかどうか

 

このあたりしか見ていないのではないでしょうか。

あとは住所が存在するかどうか、電話番号が使われているかどうか等といったところくらいだと思います。

なので、『結構払ってない人が多いのではないか・・・』と推測できます。

 

払わない人は2パターンいて、故意的未払いさんとうっかり未払いさん。この2パターンです。

故意的の人は、確実に今後増えていくと思うのですが今のままでは審査が甘すぎて対応できなくなると思います。

www.appps.jp

逮捕された例もあります。要するに勝手に知らない住所を使って注文し、商品だけは別の場所で受け取るという方法です。ECではクレジットカードの不正利用等でよく使われる受取手段です。空き家を使うケースもありますが、おそらく現時点のネットプロテクションズの審査だと空き家を使って注文すると審査が通るはずです(結構自信あります)。

となると詐欺も発覚しません。店舗というか加盟店側からすればそれでもネットプロテクションズ側が負担してくれるので別に構わないのですが、それって大丈夫なの??という気持ちになってしまいます。

 

twitterを探してみましたが、こういうツイートが何件かありました。

 たぶん勝手に名前と住所使われちゃってますね。

 

うっかり未払いさんも相当いるはずで、この中の人でも「めんどくさいからもう払わない」となる人も絶対います。twitterをちょっと探してみたところやっぱりいました。

 

ZOZO、というかGMOペイメントサービスも本当はこんな案件で戦っていたら損します。でも、おそらく今は『後払いは払わないとダメ。やばい』という意識付けをする段階だと考え金に糸目は付けずに請求しているのだと思います。

 

さて、そんな後払いですが彼らの売上は我々加盟店が支払う手数料です。

これはGMOペイメントサービスの料金表です。

 

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ざっくり3%としておきましょう。

彼らの売上 = 流通総額×3%

彼らの粗利 = 売上 - 未払い金額 

 

です。ここから人件費やら家賃やら宣伝費やらが引かれます。催促電話とか結構人件費かかりそうですし。

ということは未払い率が3%を超えてしまった場合"絶対赤字"なわけです。

 

さすがに未払い率3%はないでしょう!オモテナシの精神の日本で!と思うかも知れませんが、僕は2%くらいあると思っています。

理由はいくつかあるのですが、弊社の審査でNGになった方には弊社スタッフからメールやお電話をするのですが

「後払いの審査が承認されませんでした、、、他の決済方法に変更してくれませんか?」

という内容で電話をすると

「あー、払ってなかったかもー・・・。わかりました!では銀行振込で♪」というようにおそろしいくらい普通のテンションで返答があります。

これにはいくつか理由があると思っていて、ネットプロテクションズの場合、請求書は店舗側が送る商品とは別に郵送されます。そのため、この請求書はなんなのか?いまいちわからないようです。

代引き、着払いで払わない人はほとんどいないと思うのですが、こういう請求書の場合うっかり払いそびれる人は相当いて、そのまま「面倒だからいいや」となる人も相当いると思っています。もちろん払わない人が悪いんですが。

 

例えば先日再開し大きな話題になったCASHというサービスがあります。

スマホで写真を送ると査定してくれて、商品を送る前に入金してくれるというすごいサービスです。ただ、商品の審査、人の審査が曖昧ということもあって「金だけもらって商品を送らない人も相当いるんじゃないか?」等といろいろ懸念が持たれました。そんな話題の中注文が殺到しすぎて16時間でサービス停止に至る等すごい話題性だったわけですがこちらのサービスは社長の光本さん曰く悪い人は思ったより少なかったとのこと。

――性善説は通用したというわけですか。

 そうですね。今日(8月22日)の時点で91%の人がちゃんと取引してくれています。

――ウソをついて取引をする人もいたと思います。例えば、アイテムの写真は送って現金を受け取っておきながら、実際には商品を送らないケースなど、悪質な取引の割合はどの程度になりますか。

 騙そうとする人はアイテムを送ってきませんから、まだ取引が終わっていない残りの9%に入っていると思います。アイテムは日々送られてきていて、最終的にちゃんと取引してくれる割合は95%程度になりそうなので、5%程度に収まると想定しています。

――ビジネスとしての成立ラインは。

 当初は悪い人たちが2、3割に収まったらいいなと思っていました。それくらいいてもギリギリ事業として成り立つ設計をしていたので、想像以上の結果です。

質屋アプリ「CASH」再開の理由、社長が騒動後初激白! | ITデスクの編集会議 | ダイヤモンド・オンライン

 

ただ、少ないと言っても5%程度の人はちゃんと取引をしてくれないっぽいです。こっちは携帯のSMS認証をしているのにこんな感じです。であれば後払い決済の場合はもっとあるんじゃなかろうかと推測すべきかなーと。

 

そんなに言うならなんで潰れないの?と思うと思います。まず大前提として、僕の勝手な仮説なので未払いが1%だとすれば十分儲かります。

NP後払いは2016年度の流通総額がなんと1400億だったとのこと。

shopping-tribe.com

売上 = 42億。仮に未払いが1%だったとすると粗利で28億円です。これなら十分儲かると思います。

 

では未払いというのはどこの時点で決まるのか?小売りの場合の債権は一般的に2年だと記憶しているのでその前提で話を進めさせていただくと、決算書には2年間未払いであろうと売掛金(未収入金?)等の項目で載ってしまいます。なので黒字になります(全く粉飾とかではないです)。

貸倒引当金をしっかり充てていれば問題ないのですが、そのあたりが見えません。

 

GMOは本体が巨大ですし、ネットプロテクションズもオリックス様が75%保有しているので潰れるとかそういったことはないはずですが、もっとしっかり与信対策をしないとヤバくない??と思いました。

というのもかなり具体的に書いてしまうと、ネットプロテクションズを利用している上で、明らかに詐欺だとこちらで認識していても審査が承認されることが何度かあります。詐欺注文の情というのは実は店舗側の方が持っています。

なので弊社側からネットプロテクションズ側に『これ審査承認されてますけど詐欺だと思いますよ』と連絡したところしばらくしてから審査が否決になったケースも何度かありました。『訴えませんか?』と担当者に言ってみてもすごく反応が悪いです。

 

なのでおいおいそんなんで大丈夫かよ、と思いブログを書きました。

まー実際詐欺だろうが未払いだろうが弊社はネットプロテクションズからお金払ってもらっているので文句はないのですが・・・。

 

 

 

では。