田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

会社を2015年に作りました。会社や個人をPRするというよりはアウトプットの場にしたいです。

ラクサスの細かい数字が開示されていたので売上や利益についての答え合わせができそう。

日経トレンディにラクサスについての記事が載っていました。

trendy.nikkeibp.co.jp

現在、ラクサスが貸し出しているのは、52ブランド・約1万8000個のバッグ。バッグ1個あたりの平均価格は30万円で、この中から好きなバッグを月額6800円(税別)で使い放題というシステムだ。送料は無料。ただし、1度に借りられるバッグは1個だけで、1カ月に2度以上、のバッグを借りる場合は交換するごとに荷造手数料1000円(税別)がかかる。

 運営するのは広島に本社を置くラクサス・テクノロジーズだ。2015年2月にサービスを開始し、2017年7月の時点でアプリのダウンロード数は30万を突破。そのうち実際にバッグを借りている会員は1万2000人だが、サービス開始から現在まで会員数も業績も右肩上がりを維持している。

==中略==

会員の平均交換タイミングは1.5カ月だそうだ。

ふむふむ。

細かい数字まで公表しているのでこれで以前僕が書いた記事の答え合わせができそうです。

just4youcom.hatenablog.com

 

サブスクリプション型のレンタルサービスは月間の平均返却回数が大切だと考えています。

日経トレンディによると1,5ヶ月に1回とのことでした。1ヶ月に2回以上交換する場合には交換手数料が1,080円かかるので,5ヶ月に1回になっているのだと思います。

エアークローゼットさん等の他のサブスクリプション型のファッションレンタルもどれもスタート時は何度でも交換可能をうたっていましたがどれも変更しています。

just4youcom.hatenablog.com

 

ラクサスに話を戻します。月間の会員費が6,800円(税別)とのことです。

ここから大きくかかる費用というのは

 

・送料

・バッグの仕入れ

 

これらだと予想していました。

 

ラクサスさんのfacebook等の投稿を見ていると発送する箱に相当力を入れているようなので、

 

・箱代

 

も結構な金額になっていると予想します。

これ以外にも当然家賃や人件費はかかりますが、とりあえずそれはは抜かして考えてみます。

前回のブログではこれらを勝手に予想し、売上等を推測していたのですがある程度公開されたので結構数字が見えそうです。

 

①売上

2017年7月の時点でアプリのダウンロード数は30万を突破。そのうち実際にバッグを借りている会員は1万2000人だが、サービス開始から現在まで会員数も業績も右肩上がりを維持している。

とあるので非常に簡単です。

有料会員は1万2000人とのことです。これに月額の会員費の6,800円をかけます。

 

12000 × 6800 = 約8,000万円になります。年商10億くらいということになりそうです。

 

これ以降は費用です。

②送料

12000人の会員に送りますが、1,5ヵ月に1回しか交換しないので平均で月間8,000個出荷しているようです。(もちろんちょっと細かいことを言えば違うんですがとりあえず。)

また、これらの8,000個は出荷するだけではく戻ってくるので月間で16,000個の発送と着荷があります。前回のブログでも書きましたがどの配送業者も着払いの料金というのは正規料金(値切れない)なのでそこそこ高いです。

前回のブログでは1,200円で計算していますが、最近はどこの配送業者も強気なので往復で1,500円かかっているのではないかと予想します。

 

送料としては月間で1,500円×8,000個なので1,200万円ほどかかっていると思います。

 

③箱代

箱にすごく力を入れているように思えます。確かにブランドバッグが紙袋で届いたら嫌ですよね(笑)

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これ、おそらくですが1つ300円くらいはかかっていると思います。普通もうちょっと高いと思うのですが何しろこれを月間8,000個作っているのである程度ディスカウントもできるはずなので300円と予想します。

 

8,000個 × 300円 =  240万円

 

前回のブログではクリーニング代も入れていたのですが、人件費に含めて良いように思えてきたので今回は送料と箱代のみを変動費として考えてみることにしました。

 

今の時点で、

月商8,000万円 ー 送料1,200万円 - 240万円 = 6,560万円の粗利

 

となっていると予想できます(念のため書きますがかなり勝手に予想しているだけです)

 

結構すごいですよね。

 

ここから広告宣伝費、人件費、地代家賃等がかかってきます。まーそこそこあると思いますが、これ以上に気になっていたのがバッグ1個あたりの平均単価でした。

せいぜい5万か7万くらいと前回のブログで予想していたのですが平均単価はナント30万円だそうです。

 

12,000人の有料会員に配るためには最低でも15,000個は必要な気がします。

これを単純計算してしまうとバッグの仕入れ代だけで45億というブルゾンちえみを超える金額になってしまいます。

総額22億円を調達しているとはいえ、さすがに無理そうな数字です・・・。

なので、

・30万円というのはあくまで末端価格で仕入れ値は15万~20万円程度

・ラクサスエックスで9,000個のバッグが届いたとあるのでそれも含める

 

この2点を考慮する必要がありそうです。

日経トレンディも宣伝の一環ですのでバッグの金額は当然高めに言うはずなので実際の仕入れ値は15万より安い可能性もありそうです。

ラクサスエックスで届いたバッグ全てに借りてが付くとは考えにくいですがある程度はラクサスエックス経由で回っていると考えても良いはずです。実際素晴らしい仕組みだと思います。

just4youcom.hatenablog.com

 

それでも、どんなに安く見積もっても、10億~15億円くらいはバッグを仕入れているのだと思います。

これらを一括で損金として扱うことはないと思います。おそらく5年から10年で減価償却する形で資産計上しているのだと思います。

 

ここから下はかなり数字がずれる可能性があると思っています※

 

例えば15億円分のバッグを仕入れているのだと仮定し、それを10年間の減価償却で資産計上した場合、年間の費用としては1億5000万円です。月間ベースで1,250万の費用。

 

月間の粗利が6,560万でした。1,250万の費用を引くと

 

6,560万 - 1,250万 = 5,310万円

が残ります。

ここから広告宣伝費、人件費、地代家賃等を使いどれくらいが残るのかというところになりそうです。

これらもボヤっと予想することはできそうですが、そもそもバッグの仕入れ代が大きくずれている可能性、減価償却の年数がそもそもずれている可能性が高いので止めておきますが考え方としてはこれで合っているように思えます。

 

とにかく、リリースから2年ちょっとで年商10億円規模に育てたことはとにかくスゴイの一言です。

 

また、ひとつ気になった点として

2017年7月の時点でアプリのダウンロード数は30万を突破。そのうち実際にバッグを借りている会員は1万2000人

ここの会員数と有料会員の割合です。

4%ってのが多いのか少ないのかよくわからないのですが意外と少ないなーという印象でした。

エアークローゼットが会員数10万人と発表しているのですが、4%となると4000人ということに。エアークローゼットの場合はアプリではないので、さすがにもっと多いと思いますが結構少なそうですね。

 

 

では。