田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

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ロコンドが第二のZOZOTOWNになるかも!いや、抜くかも!!と思ったというお話

とある流れからロコンドの目論見書を読みたくなったので読みました。

※起業家だけでなく社会人は自社の競合の目論見書は読んでおくと絶対良いですよ!上場企業ならググれば出てきます。

 

昔は嫌いでした。創業から外資がガガガーっとお金入れて外資コンサルの人たちが社長やって露出して。。。と。ECってのはもっと泥臭いもんだと思うよ!と当時の僕は思っていました。失敗することを望んだというとダサすぎますが近い気持ちではいました。

でも、このインタビューを読んで田中社長まじSUGEEE!!カッコよすぎると思いました。

netshop.impress.co.jp

 

本当に本当にすごいなーと思います。面識全くないですが超尊敬しています。

 本も買ったし社員のみんなにも薦めました。

「今の自分」からはじめよう

「今の自分」からはじめよう

 

 

本の感想は後日書きたいのですがそれは置いておいて、ロコンドは3月頭に上場しました。

 

現時点の株価は?というと、クッソ下がっています。初値から半分近くまで下がってしまっています。

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日経平均と比較しても相当下がってますので、上場直後にこの下がり方は・・・とネガティブに見るのが当然だと思います。そもそも公募時の想定価格が1,660円だったわけなので、初値が付きすぎた結果だと言えることもできます。(実際には思ったより値が付いたからみんな一瞬で売りぬいたんだと思います)

 

目論見書と前回の決算を読む限り、ロコンド相当面白いと思っています。

今までロコンドのビジネスモデルをしっかり理解していなかったのですがビジネスモデルとしてはZOZOTOWNにすごく似ていました。

ロコンドは普通のECだと思っていたのですがZOZOTOWNのように受託販売がメインとなっているビジネスモデルでした。

直販と受託販売の違いが意外とわからない人が多いようだったので少しだけ説明を加えさせて頂きます。

 

 

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とりあえずここが一番違います。

受託販売の場合、在庫を預かるだけなので販売会社(ここではZOZOTOWNやロコンド)にはリスクはありません。ただ、メーカーにはリスクは当然あるので一般的に直販よりは利益率は低いはずです。

 

 

この受託の割合ですが、ロコンド、ZOZOTOWNともに90%程度でした。

Amazon(ジャパン)の場合、直販が75%程だったと記憶しています。直販の方が売上を伸ばすのは簡単です。ヤフーとアスクルが運営するLOHACOが赤字を掘りまくりながら売上を急拡大させたように直販の場合は割と一方的なコミュニケーションです。良い商品さえあればある程度売れます。

受託販売の場合、買い手が存在しないと当然ですがメーカーは受託するのを嫌がります。在庫を預けたのに売れなかったら結局在庫処分をするのは自分たちですので。

もちろん買い手も売り手が存在しない限り集まらないのでこのバランスが非常に難しいです。

それがここまで成長できたということはロコンドが買い手が集まる"場"に成長したということが言え、だから今度はもっと良い売り手が集まることになります。

楽天市場の成長過程と似てますね。

 

次にロコンドとZOZOTOWNの販売手数料を推察していきます。どちらも受託販売なので、商品が売れるとメーカーから販売手数料をもらいます。送料や倉庫管理費を含めた金額だと思います。

 

まずはZOZOから。

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28年第三四半期を見てみると1300億の取扱高に対して、売上が380億です。おおよそですが30%の手数料をもらっていることがわかります。

 

次にロコンドです。

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46億の取扱い高のうち9割が受託、1割が直販です。ざっくり4,6億が直販の売上高で受託販売の売上高が42億。売上高20億のうち、15億が受託販売からとなるはずなので35%ほどなのかなと推測できます。

ZOZOTOWNより高い手数料を取っている理由としては後述しますが返品が意外と多いので、その際の送料が結構高くなっているという点と、楽天市場に出店しているのでそこでの手数料が高いからだと思います。

 

とりあえず、この時点でおそらくご理解頂けると思うのですがZOZOTOWNとロコンドはビジネスモデルが非常に似ています。ZOZOTOWNの凄さ、強さは今更言うに及ばずですが、なぜあそこまで強くなれたかというと競合がいなかったからだと思っています。

 

 

楽天市場も強いですが、楽天の場合どうしても運営ノウハウが必要です。JIGGYS SHOPのようにどちらにも強いブランドもありますが、楽天で成功しているファッションブランドの多くはイーザッカマニアストアーズや神戸レタスのようにECでの売り方が上手なブランドだと思います。

 

 

また、ロコンドはプラットフォームサービスが伸びているとのこと。BOEMという自社ECサイト運営代行サービス、e-3PLという物流代行サービス、LOCOCHOCという倉庫代行業(僕の捉え方なので間違ってたらスイマセン)も始めたようで、それが順調に伸びているらしいです。

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これは相当良さそうだなと感じています。アパレルの物流は本当に難しいですが、出品、出荷、返品と複雑なオペレーションを多数こなしているロコンドならではのサービスかなと。

 

ZOZOTOWNにはWEARという最強サービスもあるので抜くのは正直中々難しいかも知れませんが可能性はあるのかなと。

ZOZOTOWNにない強みとしては楽天市場に出店しているというのが面白いですよね。楽天への売掛金を見ると大した量ではないのでまだまだ大きな売上にはなってなさそうですがZOZOには真似できない売り方だと思います。

 

ただ、目論見書を読む限りロコンドには2つ弱点がありそうです。

1つ目は返品率が意外に多いことです。

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先ほどの表を見ればわかるのですが40%程度が返品されているようです。もちろん返品無料は売り場を作る上でとても上手な販促方法だったと思うのでこれ自身は素晴らしいのですが、ここまで多いのはメーカーとしても少し嫌なのではないかと。。。

上場し、知名度があがり売上が上がればきっと返品数も増えていくのではないかと思います。

ZOZOTOWNは返品するにはプレミアム会員になれば返品無料といううまいやり方をしています。

これを中古品として販売するという方法もあるでしょうし当然考えていると思いますが

メーカーは嫌がりそう。

 

もうひとつは外部株主多すぎ(笑)

田中社長がどれだけ苦労されたかがよくわかる構成になっています。これはわかっていたことですが、いろんな意味でしんどそうです・・・。

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とは言え、すごーーーーく面白そうだなと素直に感じました!

 

追い付いて追い越せるように頑張ります!

 

 

 

では。