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田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

会社を作ってみました。会社や個人をPRする気は全くなく、ただ自分の思ったことのアウトプットの場としてブログしてるっす。

楽天市場失速の原因を僕なりに考えてみましたよ。

www.landerblue.co.jp

相変わらず永江一石さんは楽天嫌いですね(笑)

僕は楽天出身なんでやっぱり楽天は応援したいです。河野さんは本当に大好きで超優秀ですし。

 

楽天市場失速の原因ですが、ひとつめは、Amazonは商品を買う場所、楽天はショッピングを楽しむ場所でしたが、Amazonの様に単純に商品を買うのを好むユーザーが増えたからなのだと思います。

 

もうひとつは、楽天が中途半端にAmazonっぽい売り方をし出したから。あとひとつは人材流出だと思います(老害的な考えか方かも知れないけど)。

 

 

 

まず、応援していると言ったにもかかわらず、僕が今まで書いたブログを読み直しみると割と楽天disっててびっくりしました。

 

ヤフーの楽天包囲網がえげつない。攻めてくるヤフーに対する楽天の打ち手は有料会員しかないはずだー! - 田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

→ヤフーが本気出してきたー。やべーだろ楽天。という内容。

 

楽天市場と決別したかのような楽天の新取締役体制がちょっと嫌。 - 田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

→昔から楽天を支えていた役員さんたちが取締役からごっそり外れてしまったのでちょっと悲しいというかもうやばいんじゃないかな・・・という内容。

 

楽天の決算を見て。やっぱりECは相当やばそう。 - 田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

→そのまんまだけど決算見る限りECまじでもうやばいな。という内容

 

これはよくないと思う。楽天が悪いレビューに対して課金開始を発表。なんのために出店料と販売手数料取ってんだろう。 - 田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

楽天がユーザーでも店舗でもなく三木谷さんだけを見るようになっちまったな・・・オワタな。って内容。

 

 

と、まーまー批判してました。

でも、僕は楽天のUI(ページの見やすさという意味)については、あまり否定的ではなく、あれは買い物をするためのUIではなくショッピングを楽しむためのUIだと思っています。

 

買いたいものが決まっているならAmazonで買えば良いですが、なんかうまいもん食べたいなー、とかかわいい洋服ないかなーとかそういうことをするためのUIだと考えればAmazonよりも楽天の方が優れていると思います。

 

永江さんとか、その周りにいる人たちはデジタル思考だと思うので当然Amazonの方が相性良いわけです(というか僕も9割Amazonで買ってます)。

でもうちの嫁とかが、子供がいるから中々ショッピングできないなーってときには楽天市場でショッピング楽しむわけです。なので元々発想が違うので楽天はページがみにくいから売れなくなった』というのは間違いだと思っています。

 

 

ただ、永江さんが言うように、

価格が高く、送料がかかる店が多い上に配送時間が長く、評価が適当で検索がボロクソ

 

というのは本当にその通りです。そういう場になるようにAmazonが工夫しています。

 

Amazonは、複数の出品者(店舗)が同じ商品を出品した場合、最も安い値段に設定した店舗がカートを獲得する仕組みです(それ以外にも店舗の評価もかかわってくるけど基本的には価格)。もしくはFBAという、Amazon倉庫に納品しAmazon倉庫から出荷する販売形式にしている出品者(店舗)がカートを獲得します。

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このテレビを例に言うと、カートを獲得している店舗はAmazon直販です。Amazon直販よりも安く出品している店舗もいますが、カートの獲得はできていません。

販売店からするとカートを獲得しないと売れないので、獲得するために"最安値にする"、"Amazon倉庫から出荷する"という方法を取ろうとします。

そのため、楽天よりも比較的安くなりやすいですし、Amazon倉庫というスーパー優れた倉庫から出荷するので日数もかかりません(基本的にAmazon倉庫から出荷する商品は送料無料です)。

 

評価に関してもAmazonは非常に厳しくチェックしており、メーカーの方たちが不正にレビューを入れていたところ、すぐにばれてレビューを消された、なんて話はたくさん聞きます。

楽天もそういった不正は厳しく行っていますが、店舗側からの依頼は一切聞きません。僕が昔担当していた店舗さんの商品(普通のキャラクターのぬいぐるみ)に『この商品を買ってから幽霊が出て不幸になった』とひどい書き込みがあり、楽天の中の担当コンサルタントとして楽天側に削除依頼をしましたが『レビューを消すことはできない』と言うひどい回答をされたことがありました(思えばあの辺りから辞めようと思ったな・・・)。

 

検索に関しては言わずもがなで・・・。。。

 

 

とまぁ確かに楽天はこういうところがイケてないんです。

でも、楽天は基本的に店舗さんたちがある程度自由にできるので"楽しいショッピングができる場"だったんだと思います。店舗さんと一緒に売り場を作っていく、という理想は素晴らしいと僕は今でも思っています。だからとりあえずこの規模まで成長できたんだと思います。

 

ただ、その素晴らしい店舗さんたちもどんどん退店、もしくは楽天への注力を止めていっています。

 

費用対効果の悪い広告の押し売り販売をしてくる「コンサルタント」という名の営業についての不満も店舗側には多いようだが、実際に楽天コンサルタントやってて退職した人たち複数の話を聞いたら・・・それはもう聞くに堪えないレベルであった。取引先に楽天辞めたばかりの人がいて会議の時にその話をしたら、会議室の女性陣が凍り付いたくらいだ。ブラックの称号を謹んで贈呈したいと思う。

と、永江さんは書いています。これは正直中々難しいところで部署によっては相当ひどい感じで広告販売をしていた気もします。僕も広告販売で店舗さんに損をさせてしまったことは何十回もありますが、ただ売りっぱなしということはなかったと自負しています。なんとかその分本気でお手伝いさせて頂いていたと。

でも永江さんが書いていることも本当に事実、こういうところから良い店舗さんが楽天を離れ、優秀な人材が楽天を離れ(こう書くと自分を優秀と書いているみたいな・・・)、英語化で英語ができないってだけで昇格できなかった優秀な人材が離れ、三木谷さんに反論する超優秀な人たちが楽天を辞めていってしまったので、今は良くない状態になってしまっているんだと思います。

 

あと、中々伝えにくいんですが、Amazonはデジタル思考、楽天はエモーショナル思考だと思っています。言い方を悪くするとAmazonは頭の良い人たちが頭の良い人たちのために作った場所で、楽天はそうじゃない人たちがそうじゃない人たちのために作った場所だと思います。

ページ構成からしてそうなっています。ガンガン伸びてた頃の楽天はそういう発想でやっていたはずです。

なんかよくわからないけどグルメ甲子園!!とか言って店舗さんを巻き込んで店舗さん自慢の逸品を赤字価格で売って頂いて、その結果それが評判になってリピーターになっていくなんてことをやっていました。

当時の楽天の人たちはそれをノリで行っていて、店舗さんも結構ノリノリでやってくれていたのですが、今の楽天はやっぱり高学歴集団になっているので、デジタル思考の人が多くなっているのだと思います。

なので、発想がAmazonに近づいてしまったのだと思います。そうなると、Amazonの方が洗練されているので楽天は中途半端な存在になってしまいます。

昨年、楽天市場のトップページがリニューアルされました。以前はドンキホーテのように見にくく、バナーがゴリゴリ貼ってあるトップページでした。今はほんの少し洗練されたページになっています。

結果、トップページの回遊性が落ち、少なくともトップページ経由での売上は落ちているという話です。

 

AmazonAmazon楽天楽天ともっとはっきり明確に区分けし、買い物はAmazonで、ショッピングを楽しむなら楽天で、と割り切っていた方が良かったように思えます。

 

 

まーあとはやっぱり海外進出からいろいろおかしくなった気もします。

 

 

 

では。