田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

会社を2015年に作りました。会社や個人をPRするというよりはアウトプットの場にしたいです。

earth music&ecologyの株式会社ストライプインターナショナル(旧クロスカンパニー)が始めたレンタルサービスmechakari(メチャカリ)はやり方として非常に上手いけどレンタルサービスではなく、どっちかというと試着サービス。

メチャカリが遂にCMを開始しました。まさかの乃木坂48!。

 

まーそれもそのはずで運営は宮崎あおいさんのCMで有名なearth music&ecologyのクロスカンパニーさん(3月1日に株式会社ストライプインターナショナルに社名変更)。

レンタルビジネスが好きなので、エアークローゼットやラクサスについて思うことをブログで書かせて頂いていました。

just4youcom.hatenablog.com

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今回のメチャカリはどうなるか?

個人的には成功すると思います。しかしレンタルという枠組みではなく、どちらかと言うと試着からの購入という流れになると思います(もちろんそれでもレンタルだし素晴らしすぎます)。

一番の競合は価格面を見てもわかる通り当然エアークローゼット。しかし販売形態としてはエアークローゼットというよりもザッポス、ロコンド、オーマイグラスに近いと思っています。

 

レンタルの需要と言うのは大きくわけて2つで、『そのときだけ借りる』、『買う前に試す』があります。

ラクサスは思いっきり前者。ドレスやタキシードのレンタルはこっちですね。

エアークローゼットは今は前者だけどゆくゆくは後者にしたいと思っているはずです。

後者は、レンタルというよりも試着(試用)に近いと思っています。レンタルビジネスを事業として大きくすることを考えた場合、前者から始めて後者に繋げるのがベストだと思っています。

 

ただ、メチャカリの場合は別です。そもそも自分達がメーカーだからです。

簡単にサービスの内容を見てみます。

 

■新レンタルサービス『メチャカリ』概要
earth music&ecologyなど人気レディースブランドの新作ファッションアイテムが、「定額でかり放題の」新品ファッションレンタルアプリ。
・月額料金:5,800円(税別)
・返却時に、別途返却手数料500円(税別)/1回が必要
・レンタル点数は、1回に3着(手元においておける点数が、最大3点)
・3点内で何度でもかり換えができ、返却期限なし
・60日間借り続けた(出荷完了から60日間)アイテムは、プレゼント
※プレゼント後、新たなファッションアイテムをかりることが可能
クロスカンパニーの対象店舗とサービス提供する各種サイト(CROSS COMPANY COLLECTION、

アパレルメーカー初 日常着のレンタルサービス『mechakari(メチャカリ)』スタート | 株式会社ストライプインターナショナル

 

月額料金はエアークローゼットよりも1,000円安い税別5,800円(本当に税別表記が大嫌い!!意味がわからない!!)。

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概要にはありませんが全品新品らしいです。この時点でレンタルという概念ではなくなりますよね。

 

stripe-club.com

 

僕が考えるに、このメチャカリの成功の鍵は2点。

  • エアークローゼットと同様、月間に平均で何回返却されるのか。
  • 2ヶ月借りてくれる人がどれくらいいるのか。

だと思っています。

 

ファッションのことはなんにもわからないですが、平均単価が4,000円くらいっぽいですね。

利益率ですが、少なくとも僕が担当したことのあるファッションの店舗さんの平均の原価率は30%くらいでした。つまり利益率70%。

 

月額6,000円もらっていますが、返却される際には500円追加でかかるので毎月1回返却するユーザーがいた場合以下のような利益になります。

※元々大きい会社なのでエアークローゼットさんより、とりあえずざっくり考えて。

 

6,500円 - 1,200円 になります。そこから原価の価格。平均単価と原価率が合っていたと考えると原価は3,600円です。

月に1回返却されると考えると、実はそれだけで1人あたり1,700円利益になっています。エアークローゼットの場合、クリーニング代等もかかっていました。

メチャカリの場合は、これをそのまま廃棄しても利益が出てしまうという恐ろしい状況でした。もちろん、クリーニングをして中古で販売をするのだと思いますが。そうなればもちろんもっと儲かる。

 

 ケース①:月に1回返却された場合、1,700円儲かる(※もちろん利益率は下がる)。

 

 

次に月に2回返却された場合、3回返却された場合を考えてみます。

2回の場合、7,000円 - 2,400円 ー 3,600円 なので1,000円の利益になります。

3回の場合、7,500円 - 3,600円 - 3,600円 なので300円の利益になります。

 

 ケース②:月に2回返却された場合、1,000円儲かる(※もちろん利益率は下がる)。

 ケース③:月に3回返却された場合、300円儲かる(※もちろん利益率は下がる)。

 

ということになります。これは結構すごいですよね。もちろん3回ですと、1人に付き300円しか儲からないので人件費等を考えれば赤字になります。ですが返品された洋服をクリーニングして中古で販売すればきっとそこそこで売れると思うんですよね。

 

なので仮に月に3回返却されたとしても損はしない仕組みになっています。

 

※追記※エアークローゼットは1着ずつの返却ができません。メチャカリは詳細が載っていませんでしたがおそらく同じだと思うのでその条件で考えています。

 

そしてメチャカリの本当の目的である購買について。

メチャカリではうまいことにプレゼントという呼び方をしていますが、60日間持っていれば販売(所有権が移る)。これは1着でもできるのか3着ではないとできないのか確認が必要ですが今のところ出ていません。なのでおそらくですが3着まとめてになっていると思っています。

 

60日間。つまり、12,000円払えば3着購入できますよ、という施策。平均単価4,000円なので簡単に言えば購入してもらっただけ(笑)

これはうまい言い方ですよね。

 

こういう形で購入してくれる人が増えれば利益も通常の購買と同じになりますのでメーカーとしては儲かる形ですよね。

ファッションに興味がない僕ですが、このやり方は非常にうまいと思います。

 

テレビCMまで打たれてしまったので新規ユーザーは一気に増えるでしょう。そしてきっとメチャカリとエアークローゼットの両方を使うという人はいないと思うのでエアークローゼットの次の打ち手が楽しみです。

 

ではでは。