田舎で働く社長のブログ---都会に移転しました---

会社を2015年に作りました。会社や個人をPRするというよりはアウトプットの場にしたいです。

駒崎さんが掲げる少子化の矛盾が素晴らしすぎる。普通に生きてるとこういうの忘れちゃうから良くないなと反省・・・

フローレンスの駒崎さんが書いた「2018年にぶっ壊したい、少子化日本の8つの矛盾とは?」が素晴らしすぎました。

news.yahoo.co.jp

 

本当に素晴らしいと思いました。少しでも多くの人がこの記事を読むべきだと思ったので微力中の微力ながら僕もこの記事の感想を書かせて頂きます。

すごく読み応えのある記事ですが、長いと感じる人もいると思うのでまとめさせていただくと以下の8点に矛盾を感じているそうです。

 

(1)少子化なのに、出産費用は保険が効かない

(2)養親縁組増やさないといけないのに、LGBT事実婚世帯は「親」になれない

(3)母親が希少なのに、マザーキラー子宮頸がんのワクチン推奨がストップ

(4)虐待通告が増え続けているのに、親権強すぎ

(5)待機児童多すぎなのに、保育園は「配給制

(6)ひとり親貧困率54%なのに、養育費支払い率2割

(7)子どもの貧困が深刻なのに、母子加算引き下げ

(8)空き家が増え続けるのに、空き家を寄付したら「罰金」

 

恥ずかしながら「あ、そうだったんだ・・・」と思ってしまいました。全然知らないことばかりです。

子供が2人いる僕でもこの程度なのでおそらくほとんどの人は知らない内容だったのではないでしょうか?

 

これらの問題はおそらく既得権益者の利益が崩れるから変えられないというのではなく、誰も手を付けていない問題のような気がします。世の中の矛盾の多くは特定の権力者の利益のために起きていると思っています(偏見)。例えばコンビニやネットで薬を買うことができないのは薬剤師を守るためだし、アメリカで銃の規制が行われないのは全米ライフル協会のロビー活動がすごいからです。

でもこの8個の矛盾はすごくロジカルで反対する人もほぼいないのではないように「思えます(LGBTうんぬんは少し反対意見でそう)。

 

出産に保険が効かないというのは意味がわからないことです。駒崎さんの記事の中では出産一時金と実際の費用の差額を問題視していますが、出産一時金は出産後に支給されるはずなので50万円貯金がないとそもそも出産費用がないです(友達にそれで30万貸したことがありました・・・)。

LGBTカップルが里親になるというのは多少変な目で見られてしまう可能性はありますが、それでもDVしてる親だったりパチンコ屋の駐車場に子供を置きっぱなしにしてるような親に育てられるより絶対子供にとっては良いです。むしろ偏見なくしていきましょうよ。

虐待うんぬんも当然おかしい話で、養育費不払いについても誰がどう考えてもおかしいでしょう。

これらの矛盾が残ってしまっている理由はおそらく政治家さんたちはここをやるよりも"憲法改正反対!(もしくは賛成)"と言っていた方が選挙に受かりやすくなるからだと思うんですよね。誰もが知っている問題を解決するぞ!という姿勢。

既に目に見えている問題を解く能力と、問題を自分から探して行く能力は違うとよく言われますが前者の方がわかりやすい、ただ、今後は選挙もどんどんネット化、SNS化していくはずなので後者のような地道な努力も報われるようになっていくと思うのでそういう政治家が出てきて欲しいです。


人口を増やすには1夫婦で3人産まないとダメですよね(すっごいアバウトなあれですよ!)僕の年収はたぶん33歳の平均よりはちょっと高いと思うのですが都内で生活していると3人産むとなると少し悩んでしまうんですよね。会社をもっと大きくしたら5人でも6人でも育てたいなーと思いますがお金の面で悩んでしまう夫婦も絶対多いと思うので貧困世帯だけではなく3人、4人産むといろいろ優遇されたりすれば良いのになーと個人的には思います。

 

では。

ガイアの夜明けの感想 -許永中とレオパレスと折口雅博と-

昨日のガイアの夜明けは衝撃的でした。

 

タイトルは[スクープ取材!マネーの「魔力」]と一見普通に思えますが内容はかなり過激。

最初の登場人物はなんと許永中でした。許永中と言えば戦後最大の経済事件と称されるイトマン事件で逮捕された超大物フィクサーです。当時もマスコミにはほとんど出ていなかったそうですがこのタイミングでなぜか本人が出演しました。

 

金を積んで答えを変えないやつはほぼいないと豪語していました。また番組を視聴した方ならおそらく誰もが感じたと思うのですが、『良い人そう』に映っていました。

もちろん良い人のはずはなく、ヤクザと政治家と企業を脅してお金を稼いでいた人です。ただ、人間的な魅力があるように思えてしまいました。

僕の好きな勝海舟が残したこのような言葉があります。

 

「清濁合わせ呑んで なお、清波を漂わす 汝、海の如き男たれ」

許永中は、基本的に悪側の人間のはずです。ただ彼に関する本を何冊も読んだ僕にすら"人間的な魅力がありそう"と思わせてしまう許永中は相当な傑物であることは間違いないです。

 

その許永中の後にテレビに登場したのがなんと国重惇史さんでした。彼は住友銀行秘史という著書の中で自身がイトマン事件を告発した張本人だと告発した人です。

 

 

住友銀行秘史

住友銀行秘史

 

 その感想は僕もブログにしているので良かったら読んでください。

just4youcom.hatenablog.com

この方は僕が楽天で働いていた頃に少しお話をさせて頂いたことがあるのですがとにかく頭の良い方でした。英語も達者で、僕らのような英語が未熟な相手に対しても伝わる英語をしゃべってくれる印象がありました(三木谷さんの英語はさっぱりわからなかった)。 

テレビで国重さんが話す内容はほとんどなかったのですがとにかくイトマン事件を裏で操った2人が同じテレビに出るというのはものすごく衝撃的でした。別の番組で特集して欲しいくらいです。

 

次はレオパレスの特集に。

レオパレスはアパート建築を地方の地主に提案し、その地主がオーナーとなった物件を一括借上げし30年間家賃収入を保証する「サブリース契約」を結ぶことで成長してきました。契約書には家賃は10年間不変とあるにも関わらず、リーマンショックの影響やレオパレス自身が同じ地域に物件を建て過ぎたことなどから空き家が増え経営が悪化、その結果強引な減額交渉をオーナーに迫ったようでした。

 

番組ではレオパレスの深山社長に直接取材交渉が出来ました。

 

合意を得ていると言った深山社長に対して番組ディレクター(?)がレオパレスの内部資料を提示した際の深山社長の表情がなんとも言えませんでした。知らねえを突き通していたのに遠山の金さんに「この見事に咲いた遠山桜、忘れたとは言わせねえぜ!」と言われた悪役の表情そのものでした。

 

なんとなくこの事件のことは知っていたものの、ここまでひどいとは知りませんでした。営業が強い会社というのは部署移動、担当変更がたくさんあります。契約を取った担当がいつまでも同じ取引先を相手にすると疲弊してしまうからです。弊社に営業にきていた大〇商会の営業マンもコピー機のリース契約を取るために1日に何度も訪問してきていたのですが契約した直後に諸々不備がでてきたなーと思っていたら担当が変わっていました。なんかさみしい限りです。

弊社は元々コピー機が必要だったから良いですが、地方の地主さんたちは一生に一度の買い物をしたはずです。その担当者が嘘を付いているというのはなんとも悲しいことですね。営業マンも楽しくないだろうに・・・。

 

最後はグッドウィル社長折口雅博さん。

 

貧乏で高校に行けなかったので防衛学校 → 商社でジュリアナ作る → 利権争いに負けて借金抱える → ヴェルファーレ作る → グッドウィルに招かれ超大企業に成長させる → 芸能界の闇の部分としていろいろ報じられる → 介護報酬の不正請求や違法派遣問題でボロボロに → 責任追及を受ける前に事業を閉鎖して逃亡

ととにかくスゴイ経歴・・・。一応同じ社長をしている身として、こんな傑物と戦わなければならないのかと思うとちょっと怖いです。

番組では折口さんはアメリカでファンドを作り大成功しており、日本のベンチャーにも投資しているという内容で終わっていました。個人的な感想を言わせてもらうとかなり不気味でした。許永中の人たらしの笑顔とは真逆のバレバレの作り笑顔、虚栄が感じられました。また、なぜ番組はやたらを持ち上げているのかも理解ができませんでした。

そもそも自己破産しているはずの折口さんに出資をしたのは誰なのか等、本来語られるべき点が語られていませんでした。またMEGUのオーナーではないはずなのになぜか接客しているシーンが出ているのも違和感を感じてしまいました。

傑物で、とにかくすごい人であることは大前提なのですが先ほどの勝海舟の言葉を借りるのであれば「清濁合わせ呑んで 濁波を漂わす」人のような気がしました(笑)

 

この3つのエピソード、それぞれを繋ぐものを"お金"だそうですが、個人的にはそんなのどうでも良いのでそれぞれをもっと掘り下げて欲しかったです。

 

とにかく面白いです。オンデマンド配信もやっているようなのでオススメです。

txbiz.tv-tokyo.co.jp

 


(なぜか許永中だけ呼び捨てにしてしまっているのですが、学生時代にイトマン事件に関する本をたくさん読んでまして、その影響でなんとなく歴史上の人物のように思えてしまって呼び捨てにしてしまっています。申し訳ございません。)

メルカリチャンネルの法人企業のラインナップがすごすぎ。って言うか楽天とバチバチ!!

こんなプレスリリースが出てました。

about.mercari.com

相変わらず動き早いですね。

ライブ配信に目が行きがちですが、そこよりも今回参画した11社のラインナップがすごいです。

あまり知られていないのですがメルカリはそもそも法人での販売を禁止しています。個人のみです。今回はそこを取っ払いました。そのランナップがすごい。ライブ配信うんぬんではなく、打倒楽天市場と捉えても良いのかも知れないラインナップです。

メルカリの流通総額は年間で1000億を軽く超えていると言われています(細かいことは知りませんスイマセン)。ですが楽天市場は3兆円です。30倍も違います。その理由はメルカリは個人間の取引(CtoC)であるのに対して楽天市場は基本的に法人と個人の取引です(BtoC)。市場規模が違います。そこを狙うのは当然と言えば当然なのですがヤフオクDeNAリクルートが完敗している市場に挑むというのはカッコイイですね。

話を戻しますが今回参画したのは以下の企業だそうです。

株式会社伊藤久右衛門(抹茶スイーツ・宇治茶)・株式会社インプローブス(メンズアパレル)・株式会社携帯市場(中古スマホスマホアクセサリー)・株式会社コージィコーポレーション(子供服)・有限会社ズーティー(レディースアパレル)・株式会社ネオグラフィック(レディースアパレル)・ネスレ日本株式会社(飲料品、ドルチェグスト等)・株式会社ピービーアイ(メンズアパレル、レディースアパレル)・株式会社ポケットマルシェ(野菜や魚介類)・株式会社マイティー(レディースアパレル)・夢展望株式会社(レディースアパレル)
(五十音順)

このプレスを見て、普通の人が知っている企業はネスレくらいかと思いますがECに詳しい人なら知っている企業ばかりです。というか楽天市場の超有名店舗ばかりです。

 

有限会社ズーティーは法人名での知名度は低いですがイーザッカマニアストアーズなどでレディースファッションや雑貨を販売している会社で年商は37億円を超えているようです。ヴィッセル神戸のスポンサーにもなっている程の会社です。

 

株式会社ピービーアイはSILVER BULLETFUGAなどのギャル男向けファッションを販売している会社です。

 

株式会社マイティーはosharewalkerというショップ・オブ・ザ・イヤーの超常連レディースファッションショップ。

 

夢展望株式会社は楽天市場で売上を拡大させていき、上場も果たしたほどのショップです。僕が入社したころの楽天市場はモバイル(ガラケー)の売上が急拡大していた頃だったのですが夢展望さんがダントツで売れていました。ちなみにライザップに買収されています。

 

株式会社伊藤久右衛門は1952年創業のお茶屋さん。
抹茶に強いということから抹茶スイーツの販売を始めECに進出。


株式会社インプローブスも楽天でショップ・オブ・ザ・イヤーを何度も獲得している有名メンズアパレルショップ。

 

株式会社ネオグラフィックは今は店舗名が変わっていますがギャルスターという店舗名で何度もショップ・オブ・ザ・イヤーを獲得している有名レディースアパレルショップ。

株式会社携帯市場はスマホの中古売買の大手です。

ポケットマルシェはメルカリが出資した農業・漁業に特化したフリマサイトなので少し毛色が違いますが、それ以外の10社はネスレも含めて楽天市場の大型店舗です。これは楽天市場のプラットフォームよりもメルカリの方(ライブコマース)に可能性を感じたということかもしれません。楽天Amazonのように自社での直販にも力を入れ始めているのでそこへの不信感もあったのかも知れません。

これら有名店舗は楽天市場を語る際に必ず引き合いに出されるほどの有名ショップです。PCからモバイルへのシフトも非常に早かったショップさんでした。彼らがライブコマースを選んだというのであればメルカリのこの施策は非常に面白い結果を呼ぶことになるのではないかと思います。

まーすごくザックリ言うとメルカリVS楽天の構図が一層はっきりしてきたなwwwwってところです!

 

 

では。

 

マチマチが資金調達。個人的にすごく好きなサービスで10年後に大流行すると思ってるので楽しみ。

jp.techcrunch.com

 

マチマチが資金調達したようです。

個人的にすごく好きなサービスで、今後伸びていくと思っているので楽しみです。僕はすぐに収益化を考えてしまいますが、マチマチは10年単位で考えているはずでうまくいけばユニコーンの可能性があると思ってるので投資したいです(金ないけど)。

 

僕も1人のユーザーとして使っているのですが、ユーザーの質がすごく良いです。実名制だからなのか変なリアクションもないし変な目的の人もいません。政治家さんなんかも使っています。

 

この記事の中でも書かれていますが、オススメのレストラン情報は本当に精度が高いです。

昨今のキュレーションメディア問題でグーグルが提示してくれる情報には誤りも多いということが浮き彫りになりました。僕は蒲田という変な地域に住んでいます。

例えば "蒲田 居酒屋 オススメ" でググる食べログぐるなびやキュレーションメディアが出てきますが地元の人間からすると「全然わかってねーな・・・」と思ってしまいます(食べログは結構良いけどやっぱり有名な店が勝っちゃうし)。

 

「子供が入れるカフェはありますか?」とか、「子供にオススメの歯医者は?」なんていう情報も精度が高いです。グーグルで検索するとそういったキュレーションメディアが出てきますが、おそらく利用者ではない人が書いているので実際の利用者の声が聞けるマチマチの情報はかなり貴重だと思います。

 

f:id:just4youcom:20171121114321p:plain

こういった情報に対しても、経験者の方がしっかり回答していて驚きました。ヤフー知恵袋も良いですがあっちだとたまに「ggrkswwwwww」みたいな回答がきますがマチマチは今のところものすごく平和なので安心して質問できる気がしています。

 

10年後(勝手に決めちゃってるけど)のマネタイズについてですが、無難に広告でも稼げそうですしクレイグリストのように求人で稼ぐのもありかも知れません。自治体からお金をもらってイベントを宣伝するといったこともできそうです。

僕は以前からC2Cのレンタルはクラシファイドで行われると思っているのでそこで手数料を取っても良いかも知れません。

just4youcom.hatenablog.com

 

ビジネス的な需要というよりも社会的に必要なサービスだと思っています。僕には真似できないという意味で素直に応援できますし自分で使っていても便利だと思っているので楽しみです!

 

 

では。

エイチームすごく良いと思う。DeNAを超える可能性があるインターネット企業はエイチームな気がする

最近は株は全くやらないのですが、今僕が買いたいと思う企業は2つしかなくてロコンド(3558)とエイチーム(2843)だけです。

 

ロコンドをすごいと思っている理由はここに書かせて頂きました。

just4youcom.hatenablog.com

 

ロコンドの場合、ECの直販から販売代行のような形(ZOZOTOWNと同じ)に移行させており、ECの核である物流にも投資しそこから既存の有力ブランドとアライアンスを組んでいるところに魅力を感じました。

 

一方、エイチームは現在ある多様性から可能性を感じました。

エイチームの沿革はこんな感じです。

f:id:just4youcom:20171112002248p:plain

 

要するにソシャゲでグオオオオと伸びてそのまま上場した会社です。そういった企業はたくさんあります。

独断と偏見ですがそういった企業の時価総額を調べてみました。

f:id:just4youcom:20171112005056p:plain

 

どの企業にも共通して言えるのがゲーム一本ではなく他事業に注力しだしているもののまだまだゲームが売上の柱になっている企業です(ガンホーとマイネットは違うか)

 

ソシャゲはバブルです。しかも残念ながら社会的意義は作りにくいのでエンターテイメント企業として他の事業を始めています。

エイチームはそのバランスが非常に良いと思うので投資したいと思っています。複数の事業で成功できる企業というのは"組織がしっかりしている企業"だと思います。サイバーエージェントDeNAがそれに当たるかなと。僕の中ではyahooすらNOです。

 

サイバーエージェントDeNAはとんでもない時価総額ですがエイチームはまだまだそこまで大きくないです。ですがPBRを見てみると、投資家には非常に評価されていることがわかります(そういう意味では既に評価されちゃってますね・・・)

 

エイチームはバランスが素晴らしいなーと。

DeNA含めほとんどのソシャゲ出身企業はC2Cやプラットフォーム、投資やアプリ、広告といった非労働集約事業を始めています。それが悪いというわけではなくて、収益構造的にそちらを求めるのは当然ですし、ソシャゲと似た部分と言うか、似た脳みそを使う企業だと思っていました。

ですが唯一エイチームだけはEC事業を進め成功させています。

下の図を見てもわかる通り、インターネット全般に挑戦しているのが非常に素敵だなと。

f:id:just4youcom:20171112010354p:plain

 

僕はECが得意なのである程度わかるのですが自転車を選ぶセンスがまず素晴らしいです。フリークアウトの佐藤さんも以前やられてましたよね。

競合がいないが市場規模がある程度大きい市場なのでチャンスは相当眠っています。ソシャゲで得た利益をここに投資しているのは本当に素晴らしいと思います。

 

 

※中途半端なので後ほど書き足します

 

 

では

ECサービスってのは面白いけど大変で面倒なんだよって言いたい。

すごく偉そうだけどECサービスを立ち上げたい、立ち上げたという20代の方からちょくちょく相談をもらうようになりました。

10年くらいECの世界にいるから多少は詳しいつもりです。

 

楽天市場に出店すべきなのか?

・配送業者はそれぞれどう違うのか?

・在庫と受発注どちらが効率良いのか?

 

等々。僕にとっても勉強になる質問をたくさんいただきます。また質問をしてくれる若手というのは須らく優秀です。

 

ただ、EC事業というよりもサービスとして考えている傾向が強いです。

もちろんECもサービスなのですが、僕の定義としては、

 

"楽天市場、メルカリはサービスで、ZOZOTOWN、AmazonはECです。"

 

両方ざっくりECと捉えがちですが全然違います。僕に相談に来てくれる若手はEC事業をやっているのにメルカリの頭で考えている人が多いです。

なので、僕が『CVR(購入転換率)をあげるために決済方法を増やした方が良い』とアドバイスしたり、『スマホのファーストビューがうんぬんかんぬん』と話すとすごくよく理解して実行してくれます。

 

一方で、『創業当初はクレーム対応を受けるために電話問い合わせを付けた方が良い』とか、『ギフトラッピングの包装紙は数種類用意した方が良い』というアドバイスは中々実行してくれません。もちろん僕のアドバイスが全て正しいわけではないです。

ただ、ECサービスというのはとてつもなくめんどくさいということをもっと理解した方が良いと思っています。

最近では電話問い合わせを受け付けないサイトが増えています。ZOZOTOWNなんかもそうです。ただ、ZOZOはその分問い合わせの作りこみが完璧ですしクレーム対策も非常にうまいです。

そうではないような駆け出しのECサイトはページを見ただけではわからないことだらけのはずです。であれば電話窓口を付けてお客さんがどういう点に疑問を持っているのか理解するべきだと思います。

テレビショッピングがあれだけ売れるのは電話注文を受け付けてくれるからです。

にも拘らず賢い若手はそのような作業を嫌がります。いくつか理由はあると思うのですが、単純に問い合わせを受け付けるのが嫌なだけだと思います。

全然こっちが悪くないのに暴言を吐かれることもたくさんあります。よほど大きくなるまではそれも全て吸収していくべきだと思っています。

 

若手起業家のサイトで購入したのに気が付かれなくて、配送も正直微妙だったので愚痴を書いてしまいました(笑)

 

 

では。

メディアコマースは成功するのか?北欧、暮らしの道具店とキナリノモールで考えてみた。

メディアコマースは成功するのか??

 

ECにおける1つの課題というかトレンドになっていることは間違いないです。

先日、日経新聞で以下の記事が出ていました。

www.nikkei.com

 カカクコムが自社の情報サイトと連携させる手法で、通販サイトの売り上げを伸ばしている。2016年に女性向けメディア「キナリノ」と連動した通販「キナリノモール」を始め、直近の売り上げ規模が開始当初の4倍以上に成長してきた。キナリノ内の記事で商品の購買意欲を高めた上で、モールに誘導する「メディアコマース」の仕組みが奏功している。

なるほどなるほど。果たしてこれが(少なくとも現時点で)成功と言えるのか少し調べてみたいと思います。

 

成功事例として一番引き合いに出されるのはクラシコムが運営する"北欧、暮らしの道具店"ですよね。

hokuohkurashi.com

ここは確かに本当に上手です。

僕が思うメディアコマースの長所というのは『価格以外の面で売る』ということなのかなと思っています。そういう意味で正反対にいるのがAmazonです。

例えば北欧、暮らしの道具店で人気商品にラインナップされているバンカーボックスという商品があります。

Amazonでも人気のようで、3箱で1,850円送料無料です。一方、北欧、暮らしの道具店は1個で918円。しかも送料は570円です(15,000円以上で送料無料)。

普通に考えればAmazonの方が絶対に売れるはずです。販売個数がどれくらいはわかりませんが、仮に同じくらい売上げているのであれば北欧、暮らしの道具店はメディアコマースとして成功していると言えると思います。

 

メディアコマースの定義次第なんですが、メディアコマースの対極にいるAmazonとの比較で話をするのであればメディアを持つことでの付加価値(SEOパワーも含まれるかも)とそれに必要な経費を比べた際にどちらが良いかという話になると思います。

 

簡単に図で書いたんですがこんな感じかと。

f:id:just4youcom:20171011130345p:plain

 

要するに、商品価値の部分に値引きやオマケと言った部分ではないところを上乗せすることで他の店舗よりも高い価格で売れる状態になっていれば成功だと思うんです。北欧暮らしの道具店は売上は公表しているのでざっくり月商1億円ほど。これだけだと正直大した規模にはなっていないですよね。ただ、仮に利益で3,000万とか出ているのであれば結構すごいのかもなと。

 

以上は、北欧暮らしの道具店がある程度成功しているらしいという前提のもと書かせて頂きました。

では本題のキナリノモールについて。

そもそも北欧、暮らしの道具店とは違い、キナリノモールは場所を提供するだけのモールです。楽天市場、メルカリ、ヤフーショッピング、キナリノモールという感じ。

 

なので当然キナリノモールで売っているものは楽天市場でも売っています。いくつか見てみましたが同じ価格でした。

楽天市場の場合、4万店舗もあるので商品が埋もれてしまい上位に表示させるのは広告を買う必要があったりと中々小さい店舗が勝つのは難しいです。そこをキナリノモール側で集客してくれているのであれば差別化は非常にきれいなのかもしれません。

ただ、先ほどの記事に

キナリノモールの1カ月あたりの売上高は開始から1年余りで4.5倍の6400万円となった。急成長の要因がキナリノからの誘導だ。「キナリノのトップページや各記事ページに設けられた誘導枠からの顧客が7割」(渡部氏)という。

とありました。ここで言う売上高が流通総額なのか、それから発生するマージンなのかでかなり話は変わってきます。当然ですが流通総額と売上高は違います。

キナリノモールを運営するカカクコムの決算を見てみたところ流通総額が6400万と読むのが正しいようです。

f:id:just4youcom:20171011143048p:plain

普通こういうモール型ビジネスは流通総額からマージンをもらい、売上にします。

楽天市場だと3~5%、メルカリは10%、ヤフーショッピングは0%です。キナリノモールはおそらく初期段階ということもあるので0%でやっているように思えます。例えばこれを楽天と同じ5%に設定した場合、1億の流通総額で500万の売上です。10%に設定しても1000万です。

記事の作成自体はキナリノという元から行っていたメディアが行っているので経費という感覚はないのかも知れませんが1億円の流通総額くらいでは中々成功とはいえないと思います。

収益構造としても北欧、暮らしの道具店のような直販ではないので手数料ビジネスになります。

楽天よりも手数料を安くするので出店者さん集まってください!』だと構造的に儲からないので、

楽天よりも手数料は高いけど雑貨好きをたくさん集客するから出店者さん集まってください!』という感じで出店者を集います。

 

その集客方法でキナリノというメディアを使っているという形になります。

 

キナリノの月間PVがすっごい雑ですが1000万~2000万PVらしいです。そこから流し込むというメディアコマースです。

アフィリ、アドセンスで収益化できていたMERYが4億PVくらいだったはずなので2000万PVでは全然収益化できていないと思います。もちろん今後どんどん伸ばすつもりなのだと思いますがメディア単体で黒字化しないとコマースでの黒字もまず難しいと思うので結構厳しいように感じました。

 

一方、キナリノモールを成功させる方法は結構僕なりに思い付いて結構自信あるので次の機会に書かせて頂きたいです。

(深く考えた結果、そうでもないな・・・って思った場合にはしれっとこの文章消させて頂きますw)

 

では